看板広告は本当に効果があるのか。
この仕事をしていると、よく聞かれることがあります。
「看板を出したら、お客さんは来るんですか?」
正直に言えば、看板を出しただけで必ず集客できるとは言えません。
ただ、20年以上この仕事に関わってきて感じるのは、看板には看板ならではの強さがあるということです。
特に地域に根付いたお店や会社にとっては、「そこにあることを知ってもらう」という役割は、今でもとても大きいと思います。
たとえば、毎日同じ道を通っている人がいたとします。
最初の1回では気に留めなくても、何度も同じ看板を見ることで、少しずつ店名や場所を覚えていきます。
そして、実際にそのサービスが必要になった時に、
「あそこにお店があったな」
と思い出してもらえる。
これも看板広告の大きな効果の一つだと思います。
看板は、今すぐ来店してもらうためだけの広告ではありません。
まず知ってもらう。
次に覚えてもらう。
そして必要になった時に思い出してもらう。
この積み重ねがあります。
もちろん、どんな看板でも同じように効果が出るわけではありません。
設置する場所、車から見えるのか、歩いている人に見えるのか、文字は読みやすいか、何のお店なのか一目で分かるか。
こうした条件によって、見え方は大きく変わります。
個人的には、看板に情報を詰め込み過ぎるよりも、
「店名」
「何をしている店なのか」
「どちらへ行けばいいのか」
このような大事な情報が短時間で伝わることが重要だと感じています。
車で走っている人は、看板を何十秒も見てくれるわけではありません。
ほんの数秒です。
その数秒で伝わらなければ、せっかく看板を出していても十分に役割を果たせないことがあります。
また、看板が出ていることで、
「ここで長く営業している会社なのかな」
「ちゃんとした店舗があるんだな」
と感じてもらえる場合もあります。
以前にも書きましたが、看板は単なる案内だけではなく、お店や会社の存在を地域の中で見せ続ける役割もあります。
インターネット広告やSNSが当たり前になった今でも、実際の道路や街の中で毎日見てもらえる看板には、また違った強みがあります。
ただし、「看板を出せば大丈夫」というものではありません。
どこに出すのか。
誰に見てもらいたいのか。
何を一番伝えたいのか。
そこを考えて作ることが大切です。
私自身も、これまで多くの看板を見てきましたが、今でも「この場所ならどんな看板が合うだろう」と考えることがあります。
長くこの仕事をしていても、正解は一つではありません。
だからこそ面白い仕事なのかもしれません。
看板広告に効果があるかどうか。
私の答えは、
「出せば必ず効果が出るわけではない。でも、場所と見せ方を考えれば、地域の人に知ってもらう力は十分にある」
ということです。
これからも実際の仕事を通して感じたことを、このブログでも少しずつ書いていきたいと思います。
