今日は地主さんとの交渉がありました。
敷地の中に、看板面が付いていない「空の看板鉄骨」があります。
自分としては、
「この柱を使わせてもらえないだろうか?」
と思い、地主さんに相談してみました。
話を聞いてみると、その鉄骨は2年ほど前に看板業者が設置したものらしい。
ところが、その後は特に連絡もなく、地主さんも昔のことで「どこの業者だったか分からない」とのこと。
さらに、契約書も取り交わしていないそうです。
一見すると、
「地主さんがいいと言ってくれれば使えるのでは?」
と思ってしまいます。
でも、ここで焦ってはいけない。
鉄骨そのものは誰の所有物なのか。
設置した看板業者に何らかの権利が残っていないのか。
地主さんが「使っていいよ」と言ってくれたとしても、本当にそのまま使って問題がないのか。
こういうところを曖昧にしたまま進めて、後から問題になってしまったら、地主さんにも迷惑をかけてしまいます。
今回の地主さんはご高齢です。
だからこそ、こちらの都合だけで話を進めるのではなく、なるべく地主さんに面倒なことをお願いしない形で進めたい。
調べることや確認することは、できるだけこちら側でやる。
それで問題がないと分かってから、改めて相談する。
そのくらいの慎重さが必要だと思っています。
昨日は看板の契約が2件決まりました。
もちろん契約が決まれば嬉しい。
でも今日のように、
「もしかしたら仕事になるかもしれない。でも今は進まない方がいい」
という判断も営業には必要なんだと思います。
20年以上営業をやってきても、こういう場面では考えます。
目の前の契約だけを見るのか。
それとも、その先の相手との関係まで見るのか。
47歳になった今は、後者を選べる営業をしていきたい。
急がば回れ。
せっかくいただいた話だからこそ、焦らず、一つずつ確認していこうと思います。
今日もまた、一つ勉強になった一日でした。

