クレームの先にあるもの

仕事

今日は旧友と話をする機会がありました。

開口一番、「今日もクレーム対応で大変だった…」と疲れ切った表情で話してくれました。

私はこんな言葉を伝えました。

「顧客がいるからクレームになるんだよ。もしお客様がいなければ、クレームも発生しない。そして、そのお客様は、きっと”あなたに話を聞いてもらいたい”と思って連絡をしてきたんだよ。」

さらに私はこう続けました。

「クレーム対応の内容だけではなく、お客様はあなたがどう向き合うのか、その姿勢も見ていると思う。一生懸命対応する姿は、必ず相手に伝わるはずだよ。」

もちろん、クレームは決して嬉しいものではありません。
できれば経験したくないものです。

しかし、仕事をしていれば避けて通れない場面でもあります。

だからこそ、その経験が人を成長させます。

順風満帆な時は、自分が成長していることに気付きにくいものです。
一方で、苦しい経験や悔しい経験は、人を強くし、次に同じことが起きた時の対応力を身につけさせてくれます。

そして、私はもう一つ伝えました。

「良いことばかり続いていたら、それが当たり前になってしまう。嫌なことや苦しいことがあるからこそ、良いことが起きた時に心から喜べるんだよ。」

人生も仕事も、嬉しいことだけではありません。

だからこそ、一つひとつの喜びに価値があります。

嫌な経験をした人ほど、人の痛みが分かり、優しくなれます。
苦労を乗り越えた人ほど、小さな幸せに感謝できるようになります。

その話を聞いた旧友は、「神ですね。」と笑いながら言ってくれました。

もちろん私は神ではありません。

ただ、これまで多くの失敗や悔しい経験を重ねてきたからこそ、そう思えるようになっただけです。

目の前で起きている出来事は、その瞬間だけを見ると不運に思えるかもしれません。
しかし、後になって振り返ると、「あの経験があったから今の自分がある」と思える日が必ず来ます。

だから今日も、目の前の出来事から逃げず、一つひとつ誠実に向き合っていきたいと思います。

今日も笑顔で、一歩ずつ前へ。

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