飛び込み営業を始めた頃は、
正直どこへ行っても同じような話をしていました。
「良い場所があります。」
「交通量があります。」
「よく見える場所です。」
もちろん、
それも間違いではありません。
ただ、
件数を回っているうちに、
少しずつ考え方が変わってきました。
同じ看板でも、
求めているものが全然違う。
広い範囲から集客したい業種もあれば、
地域の方に安心感を持ってもらうことを大切にされている業種もある。
例えば、
大通りから少し入った場所で営業されている医院やお店。
地域の方は、
既にその存在を知っているケースが多い。
だから、
「まず知ってもらいましょう」
という提案では、
少し違う気がしてきました。
そういう時は、
「もちろん地域の方はご存知だと思います。ただ、ここをしっかり守られているという意味でも、掲載されることで安心感にも繋がると思います。」
という話をすることがあります。
誰もが知っている。
でも、
看板を出すことで得られるものはある。
「ここにある」という安心感。
必要になった時に思い出してもらえる安心感。
地域の中で、
変わらず営業しているという存在感。
看板は、
ただ知られていないから出すものではなく、
信頼感を積み重ねる役割もあるのだと思います。
最近は、
ただ空いている場所を紹介するのではなく、
「このお客様なら、この場所かもしれない。」
と考えながら回ることが増えました。
もちろん、
今でも迷うことはあります。
この提案で合っているのか。
考えすぎなのか。
もっと違う見せ方があるのではないか。
同僚に聞いたり、
自分の中で何度も整理したりする。
でも、
動き続けていると、
少しずつ見えるものが変わってくる。
飛び込み営業は簡単ではありませんが、
最近はそこに面白さも感じています。
